この事例の依頼主
40代 男性
相談前の状況
合意の上で女性と関係を持ったある男性が、その後女性から「合意はなかった、告訴する。中絶もさせられたから慰謝料請求する」と言われ、刑事専門を謳う某法律事務所に相談に行きました。ところが、相談を受けた某法律事務所の担当弁護士から「その案件は、あなたでは解決できない。絶対に女性から告訴される。そうなるとあなたは今の職も社会的地位も失う。それが嫌なら、私が解決するから、着手金として100万円が必要です」と言われたという。その男性は、とてもそのような高額な費用を準備できないということで、私のところに相談に来ました。
解決への流れ
私がじっくり男性から話を聞いてみると、○○という事情等(特定防止のために伏せます)から、放っておいてもおそらく大したことにはならないと、お答えしたものの、あまりにその男性が心配されるので、「今後の社会生活を安心して送るために、ある程度の解決金で解決する方向もありますが」と提案しました。男性が強く解決を望まれたので、交渉の結果、もちろん告訴しない約束と今後の一切の請求をしない内容を盛り込んだ上で、2月後に、中絶費用の半分である10万円の解決金で示談することができました。示談書の作成、示談金の支払いなど全て私の方で担当し、男性は一度もその女性に会うこともなく、滞りなく示談が成立しました。
性行為を伴うトラブルは多いです。トラブルが生じた際に不安であれば弁護士に一度相談するのも手です。