この事例の依頼主
80代以上 女性
相談前の状況
依頼者は接道義務を満たさない狭隘な土地と,その上の老朽化した家屋に居住していた。ところが不動産業者が依頼者を訪ねて,依頼者に対して,周辺の土地と共に売却をする要請をした。しかし依頼者はどうしたら良いか分からなかった。なお土地は依頼者の所有であるが,依頼者の居住する家屋は死亡した母親の所有名義のままだった。
解決への流れ
まず不動産業者と接触し,周辺の土地の購入がどのくらい進んでいるかを確認し,業者がどこまで依頼者の土地を必要としているかを確認することから始めた。その後相続財産である家屋の相続人に土地の買収の事実を説明し,一定の代償金で依頼者が家屋を相続することの相談した。相続人には,代償金の支払いは土地と建物が売却できた際に支払うことを条件で,個別に了解を得ることに成功した。そこで上記の事情を不動産業者に説明をしたうえで,売却価格の交渉を行い,高額で売却をすることができた。その後依頼者はその売却代金で老人介護施設に入所することができた。
相続財産を含む不動産の買収の相談を受けたので,まず相続問題を解決する必要があった。各相続人に対しては,個別に,依頼者の健康状態も含め,不動産の売価の必要性について丁寧に説明を行い,了解を得ることに成功した。依頼者の経済状態も考慮して頂き,代償金の支払いは後払いという了解も得られた。その上で,個別の売却では到底かなわない高額な買い取り条件で売却の合意ができた。依頼者からは相続問題も含めて,想像もしていなかった好条件で解決ができ,老後の心配もなくなったととても喜んでいた。