犯罪・刑事事件の解決事例
#自己破産

投資詐欺の執行猶予期間中→再び投資話で知人から借り入れ→投資に失敗→再び詐欺告訴された

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野田 伸也 弁護士が解決
所属事務所野田法律事務所
所在地東京都 豊島区

この事例の依頼主

50代 男性

相談前の状況

もちろん債権者の方々は非常に怒っているので,相談者は金融機関から借り入れをしてできる限り返済も行っていました。しかし,どうしても払いきれず,悩んだ末に弁護士に相談しました。

解決への流れ

投資詐欺に遭ったと主張する全ての債権者の方々が怒るのは無理もないですが,相談者に十分な財産も収入も無く支払不能であることは明らかなので,申し訳ないが破産手続に進むことを明らかにさせて頂いたうえで,弁護士同伴のもと,相談者自身が直接謝罪しに行きました。もちろんだからといって債権者の方々の怒りが収まるものではありませんが,弁護士からの通知書で型通りの謝罪を行うだけで済ませることはできませんので,相談者にもキチンと筋を通してもらったのです。その甲斐あってか,債権者集会も殊更に荒れることもなく,免責まで受けることができました。

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野田 伸也 弁護士からのコメント

相談を受けた際には,内容的には,正直,受任するのを躊躇するくらい「引き」ました。しかし,相談者は憔悴しながらも,不思議と憎めないキャラクターの持ち主で,無碍に断ることはできませんでした。受任してからも,彼は私を一度も裏切ることなく誠実に対応してくれていたので,私も彼の気持ちに応えて,債権者の方々に対して,彼と一緒になって謝罪することができました(私としては完全に赤字でしたが。。。)。弁護士は,例え人を殺した人であっても弁護する仕事です。ほかの誰も味方でなくても全力で応援する必要があります。でも,その前提として,依頼者に,弁護士との関係だけは誠実に信頼関係を作ろうという気持ちがなければなりません。強固な信頼関係があれば,弁護士の力を最大限引き出せると思います。